viagra 11月9日 朝6時起床。前日よりはマシになったが、天気はあまりよくない。僕の体調もよくない。これ以上リオにいても意味はないと判断し、サンパウロに戻ることにする。夕方までにtieteに着ければ、メストリの道場で練習ができる。バスで休めば体力も回復するだろう。シャワーを浴び、他のメンバーが起きるまで帰り道をチェックしておく。地下鉄とバスを使えば、長距離バスターミナルへ向かう途中でセントロ(街の中心街)に寄れそうだ。
ドナ・レアが朝食を用意してくれた。パンとコーヒー、フルーツにチーズなどが並んでいる。かなり豪華な朝食だ。卵まで焼いてくれた。久しぶりに優しい食べ物を口にした気がする。その後荷造りをして、ドナ・レアに挨拶をする。今日は僕一人の単独行動だ!
写真:darai様の朝食。 今日の教えは何ですか?
地下鉄に乗り、まずはカンデラリア教会へ向かう。街の中心街にある教会で、地下鉄を降りると道を挟んでビジネス街と下町にはっきりと分かれていた。リオにも教会は多い。この街のどこかで映画のような悲劇が起きたのだ。教会でお祈りをして(無信教徒だけど)、下町を歩くことにする。大通りを離れてビジネス街から反対の方向へ行った下町は、フェハドゥーラの道場にも似た雰囲気の、少し危なげな様子だった。屋台が並び、安い服や食べ物が売られている。呼び込みをしている子供の姿もあった。児童労働はブラジルではなくならないのだろうか?
写真:リオの下町と教会
至るところに教会があり、形や築年数も様々だ。改修中の建物も多く見られた。キリスト教の国なんだと改めて感じる。カメラは危なさそうだったので控え、再び地下鉄に乗る。時間がなくなっていたので、最寄りの駅からタクシーでホドビアリアへ。タクシーの運転手は、僕が日本人だと知ると日本語で書かれたキリスト教の本を見せてくれた。簡単なキリスト教の教義を教えてもらう。その後は何のトラブルもなくチケットを買い、サンパウロへ出発。疲れていたのか、休憩も分からないくらい眠っていた。目が覚めたらサンパウロ市内だった。
写真:教会内にて
夕方頃、リベルダージに到着。1日離れていただけなのに何故か懐かしい。しかし凄まじく寒い。風が強く吹いていて熱っぽい僕を悩ませた。洗濯をすませてからメストリの道場へ。リオの下町に比べると、「
リベルダージは何て安心できるところだろう」と思ってしまう。日系人の割合が多いだけなのにね。
僕一人だけ道場に向かった訳なのだが、メストリも生徒も何も言わずに歓迎してくれた。すぐにパンデイロを持たされ、レクチャーを受ける。リオの道場もいいけれど、ここは心底落ち着く。居心地がいい。パンデイロ、アタバキ、ビリンバウの練習をした後で、メストリは思い出したように「shinjiどこ?」と
日本語で聞いてきた。リオにいる、明日には戻ってくると答えると、1人でここまで来たのか、と心配な様子を見せた。僕はそこまで頼りなく見られているのか?
夜10時まで練習を行い、バスと地下鉄でサンジョアキンへ戻る。(市内バスには平気で乗れるようになった!これは大きな成果だ)。食欲は全くなかったため、宿近くのコンビニで水を購入。サンパウロにもコンビニはあるのだ。よく水を買いに行っていたためか、店員から顔を覚えられていた。そのまま就寝。何故か心地よく寝られた。