11月12日
Morango
昨日に引き続き、食の話。今日の夕食はリベルダージにある中華のお店。店名は忘れてしまったが(海鮮中華みたいな漢字四文字だった)、ものすごく賑わっている店だった。店内は狭く、中華の丸テーブルが四つくらいと少人数席とに分かれている。店先には順番待ちの客が通りまで並んでいて、店内ではウェイトレスのお姉さんが赤ちゃんをあやしながら注文を取っている。テーブルの周りには店の子どもたちが走り回り、何とも無秩序な空間である。店員は全員中国人、客も中国人9割、日本人1割といったまさにアジアンな店だ。久保原さんが出張から帰り、ヴィアグラもこの日ばかりは参加、久々の家族団欒?であった。さて、何を食べようか、とメニューを開く。ポル語と中国語。「何じゃこりゃー」「読めん」「何すかこれ」「・・・」な四人をよそに、久保原さんがポル語の説明を読んでも、いまひとつピンとこないらしい。不可解な魚辺の漢字が並んでいて、どんな料理なのか想像がつかない。とりあえず、魚、肉、野菜、ご飯ものの分担を決め、「炒、焼、蒸」などのキーワードを元に、それぞれの勘で選ぶことになった。そこで選ばれた料理は大皿いっぱいの干し肉炒飯やら海老のから揚げやら何とか菜の炒め物やら、茄子とひき肉の挟み揚げ煮やらで、味付けもほどよくて本当にすごくおいしかった!なんというか、アジアの味というか、塩辛くも油っぽくもない味だ。珍しくヴィアグラもおいしいと言っていた。値段もそこそこだけど、日本で食べるよりは全然安い。こないだの弁当ハウスといい、蚤の市の屋台といい、リベルダージは日本人よりも圧倒的に中国系が進出してきている。中国人の底力にうなった夜だった。